HOME / 哲学 / 目的別ガイド / 仕事・社会のモヤモヤ

仕事と社会のモヤモヤを考える哲学

働くことがなぜ苦しいのか、いつも誰かに見られている気がする、わかっているのに行動できない。仕事や人間関係で感じる違和感を、哲学者がどう言葉にしてきたかをまとめました。

まず知っておきたいこと

昔ながらのサトウキビ圧搾機
近代哲学深掘り

マルクスの「疎外」とは? 働くことがなぜ苦しみになるのか

働くことは本来、人が自分を実現する活動。しかし資本主義の下では、労働は生産物・活動・人間の本質・他者から切り離され、苦しみになるとマルクスは論じた。

円形の監獄「プレシディオ・モデロ」(キューバ)
現代思想深掘り

フーコーの「パノプティコン」とは? 見られているかもしれない社会の権力

中央の塔から常に見られうる監獄パノプティコン。フーコーはそこに、学校や工場や病院にも広がる近代の「規律権力」の原理を見た。

机に置かれた古いギターとタイプライター
現代思想深掘り

アーレントの「悪の陳腐さ」とは? 普通の人が巨大な悪に加担する理由

アイヒマンは怪物ではなく、考えることのできない普通の人だった。悪の陳腐さとは、悪行の軽さではなく、行為者の動機の浅さを指す。

コーヒーを飲みながら羽根ペンでノートに書き物をする手元
実存・現象学深掘り

ボーヴォワールの「人は女に生まれるのではない、女になるのだ」とは?

男性が「主体」、女性が「他者」とされてきた構造を分析した『第二の性』。「女になる」の一文は、女性のあり方が社会の中でつくられることを示した。

孔子博物館に展示された肖像画
東洋思想深掘り

孔子の「仁」とは? 思いやりの中身と、家族から始まる理由

仁は「思いやり・人としての善さ」。自分がされたくないことを人にしない、礼に立ち返る、家族への孝が根本、と『論語』は語る。

竹林の幹
東洋思想深掘り

王陽明の「知行合一」とは? 知っていてもやらないのは、まだ知らないこと

知っているのに行わない人はいない。行わないのは、まだ本当には知らないから。知ることと行うことは一つだと王陽明は説いた。

ヴィクトリア朝時代の古いガス灯
倫理・政治哲学深掘り

ミルの「危害原理」とは? 他人に迷惑をかけなければ何をしてもいいのか

自由を制限してよいのは他人への危害を防ぐときだけ。「本人のため」は理由にならない、とミルは『自由論』で説いた。

ニコポリスの古代劇場の遺跡を描いた絵(1822年)
古代・中世哲学深掘り

エピクテトスの「自分次第のもの」とは? ストア派の心を乱さない考え方

判断や欲求は自分次第、体や財産や評判は自分次第ではない。人を乱すのは出来事そのものではなく、出来事についての判断だ。